オシャレという概念が日常を支配してくる
どうですか?オシャレ、してますか?
いや待ってくださいよ、オシャレってなんですか?
オシャレって何?そもそもオシャレって表記が正しいんですか?オサレ?シャレオツ?お洒落?お洒落ヶ丘?お洒落ヶ丘3丁目?どこだそれは
少なくとも『スウェットのポケットに封印されていたカサカサのティッシュを、まだ使えんの?と広げている人間は決してオシャレとは言えない』ということは理解できます。
誰のことですか?僕じゃないですよ、やめてください。僕なら迷わず使います。
かくして男は「オシャレ」という概念のラビリンスに足を踏み入れることになっちょっと待ってラビリンスってカッコよくないですか?
なるほど、そういうことか。
完全に理解した。
オシャレとは「横文字」である。
これだ。間違いない。
僕の中のジャストアイディアなコンセンサスがアサップでアグリーし、エビデンスがコミットメントでサステナビリティだ。完璧過ぎる。誰も何も言えまい。
アルティメットオシャレ革命だ。
これはまさに十数年前にソフトモヒカンで日本社会を一世風靡したあの革命児、
今、男はオシャレ番長を通り越し、ベッカムへと進化を遂げたのだ。
オシャレという漠然とした概念は、すべからく「ベッカム」なのである。
Q E.D
しかしここに一つ疑問が生まれる。
横文字が果たしてすべからくオシャレたり得るのか?
つまるところ、オシャレというのはもっと広義的ではないのか?という疑問である。
朝にバナナとスムージーを流し込みホットヨガで体を温めた後自宅(タワマン)からオフィスへと足を運ぶその道中近くのパン屋さんでピタサンドを購入し午前9時半出社、お昼は同僚とテラスのあるカフェでパスタランチ、18時半に退社して1時間ほど近くの喫茶店で読書、その後仕事を終えた大手保険会社で働く180cm細マッチョの彼氏とディナーをし隠れ家的なバーで23時まで過ごし帰宅、もちろん帰宅してからも軽くシャワーを浴びスキンケアや体型維持の為の軽いストレッチなどをしホットミルクを味わってから就寝。
これだ。
何が「これだ」、なのか分からないけれどオシャレである。
そして広義的にとか言ったくせに情報量が多すぎて狭義的になってしまいました。本末転倒です。Die...
ちなみにこの上記文章をタイプするのに30分くらいかかりました。ピタサンドのくだりで諦めかけましたが、僕の心の中の真矢みきが「諦めないで」と叱咤激励を送って下さったので、何とか就寝まで漕ぎ着けました。貴方が一番オシャレです。
それと同時に思いました。
さっき書いたお洒落ヶ丘って結構シャレてません?
ていうか「ヶ丘」が、いや、何なら「ヶ」がオシャレじゃないですか?
だってほら、「ヨガファイヤー」の「ガ」を「ヶ」にするだけで
「ヨヶファイヤー」
オシャレだ...。
真矢みきだ......。
それでは、仕事へ向かいます。